『歯が生えている』出産したばかりの友達から連絡がありました
「うちの子に歯が生えてる」と電話があり触ってみてもらうと「ぷにょぷにょしてる」と答えました。
生まれたばかりの赤ちゃんの口に【歯のようなもの】がみられることがあります。
上皮真珠といい赤ちゃんの口の中に小さい丸い粒状のものが見られます。
触ると柔らかく歯と感触が違います。
乳歯が生えるころまでには自然に消失し 破れて自然に治ることもあります。一般的には特に治療を必要とせず様子をみますが予後はきわめて良好です。
生まれすぐのあかちゃんに歯が生えることも
出生時あるいは生後1ヵ月以内に歯が生えることがあり先天性歯といいます。
先天性歯の大部分は下あごの真ん中あたり(乳中切歯のところ)まれに横のあたり(乳犬歯のところ)にみられることもあります。
先天性歯の多くは自然に抜け落ちます。歯自体は正常の歯のことも余分に生えた歯(過剰歯)のこともあります。
先天性歯の障害として、授乳のときに お母さんの おっぱいを傷つけてたり先天性歯の周りに炎症が起こしたりの赤ちゃんの舌を傷つけることもあります。
傷が潰瘍を作り 時には潰瘍の周りを囲むように隆起することもあります。(リガフェーデ病)
リガフェーデ病の治療
- 先天歯の表面を削ってツルツルにする
- 樹脂の素材で先天歯の表面をコーティングする
- 先天歯を抜く(生後10日以降)
歯科の治療について
ここでは歯の疑問や大切さについて書いていきますが 歯科での治療は個々の患者さんの状態によって
行われるもので同じ方であっても その時々の状態で変わります。
また歯科治療の進歩によっても刻々と変わっていきます。
このブログではデンタルIQを上げることや お口の状態を日々のセルフケアで改善することを目指し
ています。歯科での説明を理解でき治療の選択に迷わない手助けになれば嬉しいです。