口での呼吸を鼻での呼吸に戻しましょう。
『鼻呼吸をするためには口を閉じて呼吸をする』これはすぐ思い浮かべられると思います。
もっと気にしてもらいたいのは『舌の力をつける』です。
鼻で呼吸するためには舌は上あごに付いています。
舌の正しい位置
①上あごを舌で触ると前歯の後ろ辺りにザラザラとしたシワがあります。
シワの中央に舌の先を付けてみてください。(舌をスポットに付ける と言います。)
②舌は上あごにあてて口を閉じます。
あいうべ体操
「あいうべ体操」とは口呼吸を鼻呼吸に改善していく口の体操です。
「あいうべ体操」は いつでもどこでも誰でもできます。
朝昼晩 食後に10回×3 1日30回を目安やってみましょう。
回数は目安です。お風呂に入りながら、トイレの時や、テレビを見ながら 一度に10回やらなくても小分けにしても やりやすい方法で続けましょう。
大きく しっかり はっきり 大げさなくらい一言に1秒くらいかけて動かします。筋トレをしてると思いましょう。
⑴「あーー」と普段より大きく開けます。
⑵「いーー」口を大きく横に広げ口角を上げて首の筋肉が張るくらい。
⑶「うーー」口を強く しっかり前に突き出します。ひょっとこ顔
⑷「べーー」舌を突き出し下に伸ばす。あごの先をなめるくらい。
この体操を推奨さえている みらいクリニック 今井 一彰先生のHPに詳しく説明されています。https://mirai-iryou.com/aiube/
お口や舌の力が弱いかも?セルフチェックしてみましょう。
当てはまる項目があれば要注意です。
- お口をポカーンと開けている
- お口で呼吸する(口呼吸)
- 舌の位置が悪い
- 口元のゆるみ
- 口元の出っ張り感
- への字の口
- 顎の下のたるみ
- 喉の奥に水がためられない
- ガラガラうがいが苦手
- 舌を出す癖がある(舌突出癖)
- 指しゃぶり
- 歯ぎしり食いしばり
- 口を閉じると歯と歯が当たっている(歯の接触癖)
口の周りや舌のトレーニングで調和の取れた状態に改善することは お口の健康だけでなく体を健康にします。
体を鍛え しなやかで強い筋肉をつけ体力づくりに励んでいる方は多いと思います。
体づくりに大切な酸素の入り口、食べ物の入り口の お口の筋トレも生活に取り入れてみましょう。
口呼吸(こうこきゅう)が引き起こす病気や症状
- アトピー性皮膚炎
- 気管支炎
- 気管支喘息
- 虫歯
- 歯肉炎・歯周病
- うつ症状など精神的症状
- 糖尿病
- 肩こり
- 肺炎
- インフルエンザ
- 風邪
- 花粉症
- 鼻炎
- 高血圧
- 過敏性腸症候群
- 胃炎
- 口内炎
- 歯列不正
- 便秘
- 痔
- 睡眠時無呼吸症候群
- 冷え症
- 虫垂炎
- 頭痛
- 下痢
- 腰痛
- 口の乾燥
- 顔の老化など