
親から 赤ちゃんに むし歯がうつるの?
残念ながら むし歯菌は親や周りの人から赤ちゃんに感染します。
生まれた時は赤ちゃんの お口の中には むし歯の菌がいないのです。しかし日常生活で接している人から感染してしまいます。
いつかは必ず感染するのでむし歯菌に感染させないと神経質になるのではなく なるべく感染の時期を遅らせれば良いと考えましょう。
哺乳瓶からむしば菌に感染させないためにミルクの温度を確かめるために哺乳瓶に唇を当てるのは止めましょう。
食器やコップ、スプーンは分けて使います。やりがちなのは哺乳瓶と同様にスプーンに取った離乳食を唇に当てて温度を見ることでしょうか。
食事をあげるときにスプーンに ふー息を当ててと冷ましてあげても感染します。キスや くしゃみでも 感染します。
防ぎようがないので極度に神経質にしない方が良いと思っています。
感染の窓という話を聞いて心配されている方もいるかもしれません。感染の窓とはCaufieldらが生後19か月ら31か月の間(平均26か月)に むし歯菌の初感染が集中しているために感染の窓(Window of infectivity)と呼んだことから広く知られています。
ただ感染予防に神経質になり大事な時期に子供とのスキンシップを減らしてしまっては本末転倒です。
それよりも親や家族が むし歯に対する正しい知識を身につけ自分自身の お口の健康を保つこと、ご自身の細菌を減らすことで赤ちゃんの感染リスクを減らし 赤ちゃんの お口のケアに取り組み お口を健康に保ったり 歯の大事さを子供に伝えるほうが望ましいと思っています。
子供の歯を守るのは最初は親の役目であっても その後の長い人生で自分自身が 守らなければなりません。
ご自身の健康管理が子供の健康管理に繋がるのです。
年配の入れ歯の方が 昔は歯が良かった、歯医者なんて行ったことがないと仰るの聞いて残念な気持ちになることが よくあります。
赤ちゃんの歯をみがく
赤ちゃん初めての歯みがきは → https://sikaiinn.com/kosodateakachannnoha/は
基本的には大人の歯みがきと同じ → https://sikaiinn.com/hanomigakikata/
うちの子は どう歯をみがいたか説明します。
赤ちゃんのころの 歯みがき
①お膝に頭をのせあを向けにします。
②嫌がらなければ端から順に左上→右上→右下→左下→噛む面と 一筆書きで進めるの基本にします。
嫌がらないとは言え いつイヤイヤされるとも限りません。
ここでポイント!
歯の裏側・噛む面は口を開いていないと歯をみがけないので赤ちゃんのうちは先に歯の裏側と噛む面をみがいてしまいましょう。
途中で起き上がってうまく歯をみがけない時
赤ちゃんの頭を太ももの間に挟むように置き腕は太ももの下に通します。力を入れなければ案外 居心地が良さそうに嫌がらないので このスタイルで歯をみがくことが多かったです。
時間に余裕があれば焦って一気に磨くのではなく上下を2回に分けて歯をみがいても良いでしょう。
困ったことがあったり上手く磨けない時は歯科で歯みがきの仕方を習いましょう。
歯みがきが嫌なもの 歯を磨かないと怒られると悪いイメージにならないように気を付けます。
むし歯になって歯医者に行って治療するのは痛くて大変と教えてしまうと歯科を嫌いになり治療も困難になります。
2歳前から歯科に通院する お子さんは治療に対して恐怖心がなく治療が簡単に進むことがあります。
また上の お子さんが歯科に通っているの待合室で待っている経験がある下の お子さんは喜んで治療室に入ってくることもあります。
この場合は最初から歯科の診療台に一人で座れます。
親が診療台に座り抱くような形での治療することもありますが一人で座れた方が治療のやり易さが違います。より良い治療を受けるためにも一人で座れるようにしましょう。
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